今年こそ自分を変えたい!人が変われない理由とその対策を徹底解説!

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神保町とお酒が大好きなドラマーです。最近の趣味は動画制作です。好きな音楽・ゲーム・漫画・旅行の記録を発信中〜♩
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新しい年がスタートし、「去年は何も変わらなかった…。」「今年こそは変わりたい!」と思っている人も多いのでは無いでしょうか?

 

人が変わるためには「無駄な仕事」や「日常生活の無駄なこと」に追われないという事が大切です。

 

ところが人間は「無駄な仕事」に追われやすいです。

 

ですので、この人間が持っている性質・バイアスを理解して「無駄な仕事に追われる状態」を対策する必要があります。

 

そこで今回は人が変われない理由とその対策について説明させていただきます!

 

自分にとってプラスになる事を「仕事」にする

 

 

「目の前の仕事に追われ過ぎている」ということはありませんか?

 

そもそも人間は、目の前の仕事に追われやすく、重要な仕事は後回しにしてしまう性質があります。

 

ジョンズ・ホプキンス大学の実験で、実験の参加者に「緊急な仕事」と「重要な仕事」のどちらに手をつけるかを測定した研究があり、実験の結果、「重要な仕事」より、時間が迫っている「緊急な仕事」の方を行ってしまう傾向があることが分かりました。

 

単純緊急性効果とは

 

 

ちなみにこのような、「急いでやならないと!」と緊急なものに飛びついて仕事を行う傾向を【単純緊急性効果】といいます。

 

大抵の人間は重要なタスクよりも、締め切りが短いだけの仕事を選ぶバイアスがある。

 

つまり、「締め切りがある仕事」は人間の注意を引っ張ってしまうということです。

 

しかし、実際にその仕事が「自分の人生に変化を与えてくれる」「自分にとってプラスになる」ということと結びつかない場合もあります。

 

だから結果的に多くの人は、自分の健康、家族、キャリアにおける人生の重要なことを犠牲にして、「単に時間の短い、今すぐ出来る仕事」に対して、自分の人生の時間やリソースを費やしてしまいます。

 

例えば、自分の人生を左右する資格の勉強や英会話のレッスンなどは後回しにして、

「家の大掃除を始めてしまう…。」みたいなことってありますよね?

 

これはなぜかというと、大掃除のような手っ取り早くできることは「綺麗になった!」という謎の達成感が得られます。

 

一方、大きな仕事は時間も掛かるし、なかなか手が出せない。

 

そしてこういう人は結局何も変わらないんです。

 

毎年毎年、やってもやっても人生が変わらない仕事っていっぱいあります。

 

そしてもし新年を迎え、「去年は何も変わらなかったなー。」って思うのであれば、

「自分にとってプラスにならない事ばかりをやっていたのではないか?」と疑ってみた方が良いと思います。

 

単純緊急性効果|2つの対策

 

 

実際に毎日「忙しい忙しい」と思っている人ほど【単純緊急性効果】にハマっている可能性があります。

 

しかも恐ろしいのが、この【単純緊急性効果】にハマってしまうと、緊急性のある仕事や、時間制限があることばかりをやる羽目に陥ります。

 

では、どのような対策が良いのか考えていきましょう。

 

この対策は難しく、一つ挙げるとしたら「自分の価値観を明確」にすることです。

 

要するに、「自分は何のために仕事をするのか?」「仕事で結果を出す事でどんなメリットがあるのか?」を考えます。

 

例えば、仕事を始める前になぜか「デスク周りの掃除」を無駄に始めることってありませんか?

 

こういう場合、この掃除をやることで自分にとってどれだけの価値やメリットがあるのかを考えてみてください。

 

「1日ガッツリ大掃除をする」するのも大切ですが、

「1日頑張って仕事をして得られる給料や副業の収益を使ってプロのお掃除屋さんを雇う。」という考え方の方が生産的ではないでしょうか?

 

このように、目の前のやろうとしている事が「自分にとってどんなメリットを得られるのか?」をちゃんと考えられると良いです

 

そして、もし「1年間なにも変わらなかった…。」と思うのであれば、どこかで自分の選択肢が間違っていたという事です。

 

でも会社員である以上、上司からの依頼が来たり、押し付けられる場合もありますよね?

 

ここでは二つの対策法をご紹介します!

 

対策①|無駄な仕事を任されがちなポジションから抜け出す

 

まずは心理学者のアーロン・ケイさん等が行った研究をご紹介させて頂きます。

 

この研究は2,400人に、俗にいう意識高い系の人たちが読むような熱血系の名言集やマインド系の本を読んでもらうという実験を行いました。

 

そして、研究の結果、情熱的な働きをする人は以下の傾向に陥ってしまう事が分かりました。

  • サービス残業やオフィスの掃除など会社の規定やルール以外の仕事を割り当てられるケースが多かった。
  • しかも上記が周りの人から同情されるわけでも感謝されるわけでもない。
  • ルール外の仕事でも「あの人は仕事熱心だから、やっていて当然だ」と思われやすい。

要するに、仕事にやりがいや情熱を感じている人は、周りの社員からは「多少無茶をさせてもいい」「やる気があるんだから当然の働きでしょ」と思われてしまう傾向にあるという事が分かりました。

 

だから、情熱的で一生懸命な人ほど「やりがい搾取」のターゲットになりやすいんです。

 

そしてこの「搾取」が進むと、前述の通り自分にとって無駄な仕事ばかりをする羽目になり、結果的に何も変わらない1年になってしまいます…。

 

ですので、「仕事が早い」とか「仕事ができる!」は例外として、

「仕事として割り切っているスタンス」を見せていかないと、ただ「仕事への情熱」や「やりがい」をアピールしちゃうと搾取されるし、しかも、それを誰も止めてくれないし、「こいつから搾取してもいいんだ」って思われるだけなんです。

 

よほど良い同僚、良い上司に恵まれていない場合は、

「自分は仕事として割り切ってスパスパやります。でも仕事への情熱は無いっす。あくまで効率と生産性を求めてるだけですから」

というようなスタンスを保つことが大切です。

 

対策②|現状維持バイアスと向き合い変化のある1年を送る

 

 

続いてはシカゴ大経済学者スティーブン・レヴィットの論文より。

 

人間は「迷った時に変われないことが多い」けど、実際は「迷った時ほどやった方が人生は得するんだよ!」ということを教えてくれる研究です。

 

人間は「現状維持バイアス」が働き、変化をとても嫌います。

 

特に今上手くいっている人ほど変化を嫌いますが、現状上手くいっていない人も変化を嫌います。

 

「こんな仕事嫌だ!辞めたい!」と日々愚痴を言っている人に「じゃあ転職すれば?」というと「いや、でも給料減るかもしれないし…」みたいな感じで、なぜかいきなりリスクを考え始めます。

 

このように現状上手くいってもないのに「現状維持の行動」が根付いてしまっているのが人間です。

 

確かに無駄にリスクをとってしまい、自分の立場が弱くなる場合もあります。

 

「でもそこで思いとどまることは本当に正しいのか?」ということを考えさせてくれるのがこちらの研究です。

 

コインの「表・裏」で人生の選択肢を決める研究

 

こちらの研究は、クリックするとコインが回り「表・裏」がランダムに出るコイン投げサイトを作るところから始まりました。

 

そして4,000人を集め「結婚するか?」「家を建てるか?」「起業するか?」などの人生の選択を、どれだけの人がコイン投げで決めたかを測り、その後の人生が変わったかを調べた研究です。

 

その過程としては、もちろんコイン投げに従って人生の選択を決断した人もいれば、「コイン投げの結果は表だったけどコイン投げで決めるのはどうなの…?」と踏みとどまった人など、複数のパターンがありました。

 

そしてそれらを全て追求した結果、このサイトでコイン投げを行った63%のユーザーがコイン投げの結果に従って人生の選択を決めたとことが分かりました。

 

また、このコイン投げの結果に関わらず、とにかく今自分が抱えている悩みを実行に移した人(実際に離婚した、転職した)の方が、半年後の幸福度が高かったことが判明。

 

さらにこれは悩みのレベルが高ければ高いほど、実際に実行に移した方が幸福度は高かくなりがちでした。

 

悩んだ時点で現状を維持する必要はない

 

 

つまり僕たちは、悩んだ時点で現状を維持する必要はないのかもしれません。

 

悩みのレベルが高ければ高いほどやった方が良いです。

 

でも僕たちは現状維持に甘んじてします。

 

それはなぜかというと、現状を変える方がメリットがあるにも関わらず人は現状維持を選んでしまう「現状維持バイアス」が働いてしまうからです。

 

しかし、冷静な評価で考えた時、もう自分の中で答えが決まっていることの方が多くないですか?

 

つまり僕たちは悩んだ時点で現状を維持する必要はないという結論になります。

 

ですので、もしこの1年を振り返り、「1年間なにも変わらなかったな」と思うのであれば、悩んで結局やらなかったことを書き出してみましょう。

 

そして新しい年はそれを全部やりましょう!

 

「やるか」、「やらないか」を迷っていて、「やっていない」のであればやった方が良かったんだと思います。

 

そして、迷っている段階で現状の方が悪い場合が多いです。

 

なので、「迷った段階でそれは実行に移すべきことなのかもしれない」と一度立ち返ってみてはいかがでしょうか?

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